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白氏の雑学日記

whitemr.exblog.jp
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2011年 02月 24日

北朝鮮でも大衆が立ち上がり始めたか?

 ムバラク大統領やカダフィ大佐など、大衆の圧力に抗しきれない状況が続いているようだが、日本のそばの独裁国家でも大衆が騒ぎ始めたようだ。
 「北朝鮮・新義州で数百人規模のデモ発生」と言う記事があった。消息筋によると、「住民たちがどこで耳にしたのか分からないが、エジプトやリビアで起こった反政府デモの情報をやりとりしている」と語ったそうだから、やはり独裁国家の圧力に抗する大衆の造反が新たなうねりになっているような感じだ。
 もうひとつ別の記事では、「明かりやコメを求める北朝鮮住民の声」だそうだ。北朝鮮で金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日を2日後に控えた14日、平安北道定州、竜川、宣河などで住民数十人が集まり、同時多発的に「明かり(電気)とコメがほしい」と訴える騒動が起こった。最初は数人が「このままでは生きていけない。明かりをくれ、コメをくれ」などと叫び始めたのだが、間もなく多くの人たちが家の外に飛び出し、隊列に加わったという。

 もっとも、「金総書記、特殊機動隊の組織を指示」とさすがに独裁者、この辺の対応は早い。
 専門家筋では、そこに反体制の動きが現れ始めたと見なすべき根拠はない。北朝鮮の住民たちは、抵抗の旗を掲げる力もないほど飢えており、また住民同士が怒りの感情を伝え合う通信インフラもない。しかも指導者同志とその子分たちは、住民の抵抗を大砲、迫撃砲、航空機による爆撃などで弾圧するリビアのカダフィ大佐と同じ部類の人間たちだ。
 まあ、ベルリンの壁もソ連の体制も崩壊するのは本当にあっという間だったから、まあリビアも北朝鮮もどうなるか予断を許さない感じだ。

by misterwhite | 2011-02-24 21:47 | 時事問題


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