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白氏の雑学日記

whitemr.exblog.jp
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2010年 11月 14日

民主党政権は国家観がないために迷走する

 民主党政権が迷走し続けている。一体これは何なのだろうかと、疑問を感じるのだが、要は日本をどこに持っていけばよいのかと言う、国家としての観念を持っていないからだろう。それで政治家になろうという魂胆が全く理解できないのだ。日本をこういう方向に持って行きたいという理念があるから、政治家を目指すべきだと思うのだが。それが全く見えない。権力の中枢に座りたいとか目立ちたいだけで政治家になったという感じか。
 それが典型的に出るのが、外交・安全保障に向かう姿勢で、民主党政権になってからの失態の連続は、国際社会での日本の地位、権威を一挙に失墜させてしまった。そうでなくとも、人口は減少し、GDPも過去の栄光から落ち始め、日本の発展を牽引してきた製造業もアジア各国の追い上げで陰りが見え、こういう時こそ強い政治的な方向性が望まれている時なのに、失墜しかけている日本のプレゼンスをさらに引きずり降ろしているのでは如何ともしがたい・・・
 日本の仮想敵国はどこか、また日本の同盟国はどこかを考えれば、おのずと対応方針は明らかになると思うのだが…
 米国には国内問題を理由にして訳の分らんことを要求するし、中国やロシアには相手の国内問題を慮るし、国際政治を全く分かっていない輩だ。
 普天間問題についても、「辺野古移設は国家間の取り決めなので、国際的信義から尊重する」くらいのことは言えないのか。
 ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の国後島を訪問では、これまでの経緯を踏みにじるものだから、国交断絶を言うくらいの覚悟が必要だ。
 中国の首相と立ち話をしたり懇談したりで喜んでいるようでは、甘く見られるでしょうに。尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件では、ビデオを国として公開し糾弾しなければ、おかしいでしょうに。
  中国やロシアは元々、膨張主義国家で、日本と仲良くする気など毛頭ないのだから、それなりの対応をすべき。また米国とは強固な日米同盟関係をさらに確固たるものにして、巨大中国の軍事膨張路線へ歯止めをかけることが必要だ。アジア諸国が日本に失望し離れていくようでは、ますます中国の増長を許すことになる。

by misterwhite | 2010-11-14 21:22 | 時事問題


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