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2011年 05月 22日
一月以上のブランク。企業の研究者から大学の先生に変身して一月半。会議と雑用の多さにうんざり。大企業も書類が多く人間関係が大変だし、いささかうんざりしていたのだが、大学の形式主義も凄いものがある。とにかくブログを書く余裕がない。本当に久しぶりに時間がとれた。 さて今日は、これまでの原発関連の事故を振り返る。 1979年にスリーマイル島(TMI)原子力発電所で起きた事故は、補修員と運転員のヒューマンエラーが重畳して深層防護の障壁をつきやぶった事故。 チェルノブイリ原発事故は、安全文化の不在!につきる。「チェルノブイリの遺産」は、援助に依存する心的傾向、誇張された情報に基づく将来への漠然とした健康不安、生活を自ら切り開く意欲を失わせたことにある。 JCO事故は、永年の安全文化の劣化による、深層防護の形骸化。 福島第一事故は、レアイベントの扱いと危機管理の不手際の二つの問題がある。 レアイベント(高影響低頻度事象)は、たとえ低影響高頻度事象と同一リスクでも、扱いが困難となる。所謂、想定外事象として扱われることが多い。要は、想定することのリスクベネフィットの問題となる。起こらなければ金の無駄使いやバカと言われ、起こってしまえばなんで想定しなかったのかと非難される。しかし、一度発生してしまえば、対策せざるをえまい。 ではその想定された事象が発生した時、大規模災害は単なる被災者で、原子力発電所はけしからんと言われるべきなのか、が問題だ。事故を問題にするなら、想定していたのだから2万5千人の死者を出すような事態は防げたはずだ。要は、国策としてのインフラストラクチャの扱いの問題で、国家政策として対応すべきことで、一企業の問題にすべきではない。 もう一つの問題は、危機管理の不手際で、これは検証が必要だが、糾弾されるであろう。まず初期対応の遅れ、意思決定の遅れ、外部支援要請の遅れは、致命的であった。次に、政府(管総理)、官僚(保安院)、当事者(東電)の連携のまずさもひどすぎ。最後に、緊急時の情報公開のお粗末さも目も当てられない。 結局は組織文化の問題なのだが。現場の人材は優秀なのに、意思決定者のお粗末ぶりはどうもなあ。そういう組織作りが問題なのだが、日本人の特性だから対応は難しい。 2011年 03月 30日
課題を時間軸に沿って整理し、それを国民に開示することが望まれている。おそらく以下のステップ4が確立した時点で退避勧告解除の議論が始まる。ステップ5からは1サイトの問題でなく、原子力界の問題として議論する。 ステップ1:まず水を掛け続ける(冷却とFP(核分裂生成物)閉じ込め) ステップ2:電源復旧(通常のECCS(緊急時冷却系)とRHR(残留熱除去系)を使えるようにする) ステップ3:最終ヒートシンクである海に熱を逃がす道筋を作る。RHRと熱交換器を介したRHRS(海水冷却系)の2つの閉じたループの確立。このためには海水を真水に入れ替える必要有。さらにその海水のフィルタを介した制御された放出の確立 ステップ4:破損した格納容器の修理と圧力容器の上部をシールする手立てを取り、フィルタを介した制御されたFP放出の確立 ステップ5:今後の原子力プラントの改修・設計 今回の事故の規模からして、十分な検証とそれに基づく現実的な安全解析及び安全設計への見直しが必要である。管理強化では受け入れられず、抜本的な安全設計改良により国民の理解を得る必要がある。以下は例。 ・全電源喪失時冷却の多様化 -自然循環、自然落下の冷却系等を追加 ・全電源喪失時最終ヒートシンクの多様化 -米国のような自然空気冷却システムを追加 ・津波を安全上の想定事象とし、対策を強化 -海水冷却システムまで含めた冷却機能、電源、燃料等を建屋の中に入れる -建屋の津波対策を強化 -建屋の設置高さを上げる -堤防の高さを津波歴史最大高さ以上とする -新規立地(あれば)では、津波の置きにくい立地条件とする ステップ6:今後の原子力発電のあり方 今回の事故の規模から、日本だけでなく世界的にも、原子力発電のあり方が議論されるであろう。その時は、地球温暖化やエネルギーセキュリティの課題と原子力発電のリスクとの相関で議論されるべきと考える。 もし、原子力が国民にまた世界の人々に受け入れられたとした時には、原子力発電のあり方は社会インフラシステムをどう構築するかの国家戦略の問題の一部だと考えられる。千年に一回しか起こらないことを社会インフラ設計にどう反映するかの議論となる。例えば、堤防(釜石だったかスーパー堤防があっけなく損壊)、港湾施設、原発、火力発電所、送電線、ガス、石油、道路、通信網、それら総てを対象として国家として社会システム設計すべきなのか?の問題である。その時は、やはりリスクベネフィットの考え方で判断する必要があろう。 これらがきちんと議論されたうえで、原子力規制のあり方、原子力の開発体制や規制体制、について考え直す必要があろう。 2011年 03月 28日
・原子炉の安全では、「止める・冷やす・閉じ込める」の3つの要素が重要 1. 止める ――――――――――――> ○ マグニチュード8の地震にもかかわらず1~3号ともプラント停止(スクラム)に成功 再臨界を危惧する声もあるが、軽水炉のウラン濃縮度ではまず起こりえない 今回の事故はスリーマイル島事故に類似(チェルノブイリ事故ではない) ・ 核暴走していない(スクラム成功) ・ 福島原発は水炉と呼ばれるタイプであるため、最も人体に影響の大きいヨウ素の閉じ込め効果が大きい(スリーマイル島事故では、希ガスは250万Ci出たがヨウ素がわずか15Ciだったため、健康影響がなかった) これからも、外からの放水は格納容器や燃料プールの冷却にも有効だが、ヨウ素閉じ込めのためにも重要である 2. 冷やす ――――――――――――> × 津波の影響で冷却機能に加えそれに必要な電源がほとんど失われ、達磨さん状態での対応となった。早期の外部電源復旧とそれまでの取りあえずの間の冷却のためにも外部の支援が必要だった。 3. 閉じ込める(基本は冷却機能、これが健全なら格納機能も健全、今回のように規定の冷却機能が喪失すると、圧力容器内が高圧のため冷却機能を生かすために低圧にしたいがそのためには内部の物質を放出することになり、格納の機能と矛盾する) ―――――――――――> △ 燃料が露出したため、燃料ペレットと燃料被覆管の閉じ込め機能は一部喪失したと思われる。しかし、水位が燃料長4mの1/4まで冠水すれば蒸気冷却で十分冷却されるとの実験結果もあり、半分程度あれば小規模の損傷と想定できる。 事故時には圧力容器と格納容器の健全性が重要となるが、上記のように炉心溶融は進んでいないと考えられ、少なくとも圧力容器は健全性を保っている。一部格納容器の健全性が失われていると疑われている。ヨウ素が放出されているが半減期が8日と短いので炉心から放出されたと考えられる。また格納容器の破損は十分考えられるが、放出放射能量からすると小規模と想定できる。 シビアアクシデント時には、水蒸気爆発はまず発生しないと考えられている。しかし炉心と燃料プールでは燃料被覆管のジルコニウム温度が上がると(千度以上)水-ジルコニウム反応で生成される水素による水素爆発の可能性は高く、この早期の対策が望まれた。 4. 燃料プールの冷却機能(2.と同様) ――――――――――――> × 停止後1年でも定格出力の0.1%の発熱があり、長期の冷却機能喪失は大きな問題。これは、本当に想定外であった。 2011年 03月 26日
今回の福島原発の作業員の被曝は全く管理がプアで、どうも東電の体質がここでも現れたようだ、自衛隊も消防も警察もきちんと被爆管理ができているのに、専門家集団のはずの東電がこんなでは恥ずかしいと思う。 財産保全体質と隠蔽体質が初期の対応を遅らせたと思うが、今後に安全管理の杜撰体質でトラブルを再発しないか気になるところだ。 ヨウ素やセシウムは燃料から出るもの、コバルトは配管などから腐食滲出して放射化した腐食生成物で主に炉心に集まっていると思われる。3号機は炉心は健全だったと思ったのだが。なぜこんなものが出てきたのか、現場ならもう少し察しが着くだろうと思うので、もう少し説明して欲しい。ここにも東電の隠蔽体質と言うか、数値や誰でも分かっている事実しか述べない、皆が知りたがっている何故かとかそうするとどうなるのかの予測などは責任が取れないから発言できないと言う発想(本当は逆で、こういう事態を引き起こしたのだから、分析や予測を述べることが責任を取ることなのだ)が、この期に及んでも続いていることが気になる。 危機管理では、情報と意思決定の一元管理が重要だが、今回は官邸と保安院と東電がそれぞれ別個に対応し情報の伝言ゲームが行われているように見える。聞くところによると、一元管理すべき緊急時対策支援室も津波の被害で機能しなかったそうだが、これが一因になったのではないだろうか? SPEEDIも10kmの非難区域も緊急時訓練も、ちゃんとありきちんとやってきたはずなのだが、やっている人たちが本気にせず形式的にやってきたことが、今回のような現実の前に右往左往してしまう一因になっているように思う。 今回のような事態が発生したとき、事故対応している人々に、リスク評価やシビアアクシデント解析をやってきた人たちが想定するような危機的状況に対する想像力が働いていない感じがする。だから後手後手になってしまう。 2011年 03月 21日
これは噂かも知れないが、数日前のことだがあろうことか東電幹部は後のことは消防と自衛隊に任せて逃げたいと言ったとか言わなかったとか…実は保安院の安全管理の責任者(確か十数名と書いてあったようだが)はとっくに現場から逃げだしているという話も聞いている。危機管理の意識以前に社会的存在である原子力を守るという責任感が欠如している。 メーカの日立と東芝は、プラントを設計し作った会社の責任として、各社千名近くの技術者を支援に出しているようである。また原子力安全基盤機構が保安院を全面支援しているはずである。だがその顔が見えないのも気になる。そして様々な予測評価もしているはずだがその結果も全く出てこない。本当に顔を見せ実態を語るべき現場の人の声が全く聞こえてこない。こういうことが情報隠ぺいと言われ、東電や保安院への不信感へとつながっている。 責任者の顔が見えない。プレス発表でも椅子に座っている幹部は何も知らず(ならお前たちが後ろに立っていろと言いたい)、後ろに立っている担当者レベルが答えている様子が見える。しかもその担当者が内部の実情をすべては把握していない。福島第一サイトの所長はどこにいるのだろうか?彼が今回の究極の責任者であり、情報を集約し対応を決定し、そしてそれを保安院なり国なりメディアなりにきちんと報告するのが務めであろうに。 地球温暖化のために、炭酸ガスを出さずエネルギー量が大きく確立した技術である原子力の評価と期待には高いものがあった。そして地球温暖化だけでなくエネルギーセキュリティの点からも重要なため、各地域で開発の機運が盛りあがり原子力ルネサンスともてはやされていたのだが。これからまた失われた十年が待ち受けられているのかもしれない。いやもしかすると、もう日の目を見ない結果となるかもしれない。しかしそれは、地球温暖化の対策が世界規模の喫緊の課題だとすると、人類にとって大変制約の大きな生活を余儀なくされる結果となる可能性が高い。東電幹部にこのような認識があるのだろうか?自分たちだけの事故ではないのだが。 2011年 03月 19日
福島原発に少し光明が見えてきたか?とにかくここを乗り越えないと後がない。ここまで何度も回復に向かう岐路があったのだが、そのたびに東電あるいは保安院は決断できない、あるいは決断した時には時すでに遅しと、対策が後手後手に回っている。最初の日はマグニチュード9の大地震に見舞われそしてその後10メートルもの大津波にも襲われそれでも健全性を保っているようにも見え、大したものだと思われていた。その後数日の対応は被災者の上にこんなトラブルに見舞われ大変なことでご苦労様、良く頑張っているという好意的な見方が多かったのだが、その後も継続的に発生するあまりにも対応の遅れそして情報開示の不明朗さのお蔭で、今ではこの事故は天災ではなく人災とまで言われている。 最初の水素爆発も予想できていたので、本来回避できたはずだが、それはまだそこまでとは想像できなかったという弁解もまあ有りかとは思うが、2度目の爆発は弁解の余地がない。建屋上部に何が何でも穴をあけて水素を逃してしまえば済むことなのに。海水を注入する件にしても早くから多くのルートで要請があったそうだが、東電幹部が渋ったそうだ。これを急いで実施していればこれほどひどくならなかったであろう。この事故を拡大させたのは、自己の保身に走り、徹底的な対策を講じなかった意思決定すべき幹部ある。 そして一番の問題は、崩壊熱を除去するために水を大量に注入する必要があることそして最終熱シンクとして海の水が必要なことが分かっていて、そしてそのための電源や機器が全くなく、しかも東電だけではそれだけの機器類の復旧も調達も不可能だと分かっているのだから、早め早めにその旨を公開し多くの人々の協力や支援を要求しておけばここまで拡大しなかったことだ。多くの人から情報隠ぺいと批判されているが、おそらくその気はないのだが結果的にはそうなってしまっている。しかし、様々な事故を分析すると分かることだが、こういうことこそが事故を拡大する要因になっているのは共通だ。 要は対応の遅れも情報開示の不徹底も、幹部に危機管理の意識が全くないことが根本原因である。 2011年 03月 14日
今回の大地震・大津波における日本人の対応を見ていて、本当に日本人に誇りを覚えてしまう。 この大惨事に秩序立って逃げる、被災したにもかかわらず暴動や盗難など全く起こらず、避難所の不都合にも耐え忍んでいる姿をみると頭が下がる。自治体そのものが存在しなくなっても、互助精神で助けあう姿勢も素晴らしい。 また、様々なところで事後の対応に頑張っている人たちにも尊敬の念を持ってしまう。もちろん、消防、警察、自衛隊などの方々の献身的な努力も凄い。彼らにも家族をかかえや家の問題もあるのに、頑張っていることを考えると、本当にごくろうさまと言いたい。 翻って、政治家と役人とかのレベルの低さがどうして???と叫びたくなるくらいにひどい。同じ日本人とは思えない。 安全屋として、安全の問題を考えるときに、人間特性そして日本人の特性をどうしても考慮せずにはいられないのだが、そのとき日本人の良さと悪さがあるわけだが、どうも良く言われる日本人は、下士官として超優秀(因みに、兵士:ロシア人、下級仕官:フランス人、参謀:ドイツ人、将軍:アメリカ人、と言われる)だから、被災地の人々は素晴らしいが、政治家や役人などは危機管理能力の無さが露呈してしまうということだろう。 まあとにかく、悪い点は何とかしてほしいが難しそうである。もうやはり、一般大衆のレベルの優秀さで日本の将来を築いていくしかなさそう。 2011年 03月 13日
今回の大地震、大津波は、東日本巨大地震と呼ばれているようだが、その被害の規模、死者、行方不明、財産価値喪失から見ると東日本巨大津波と呼ぶべきかもしれない。地震もマグニチュード9.0と日本の地震の記録更新で、世界でも史上4番目だそうだが、それ以上にこのような津波と言うより凄い大洪水を見たことがない。おそらく地震のエネルギーが大きくそして長く続いた分がそのまま津波の大きさとその持続性になりそしてそれがリアス式海岸で増幅されたと言うことだろう。 我々東京に住んでいる人たちは、交通手段がなく会社に泊まったり数時間歩いて家に帰ったり、そして家では花瓶や食器が割れたり程度で済んでいるのだが、東日本の被害は想像を絶するものがある。思わずテレビにくぎ付けとなってしまう。被災者も大変だが、ここからの復興の難しさを感じてしまう。しかし、それとともに、日本人らしく被災をしっかり受け止めまた既に復興に向けた動きも見られ、頼もしさも感じた。 この多くの人々が被災しそして被災した中で事後対策に専念している人たちに対し大変失礼な、そして一般の人々の不安をかき立てるようなチェーンメイルが行き交っているようだ。 私が知っているのは、コスモ石油の火災が原因で関東地方に黒い雨が降り非常に危険だから外出しないようと言うような内容だった。公式見解では、燃えているのは天然ガスだから影響は小さいということだったし、風向きからしてごく一部の地域にしか影響はなく安全なはずだと思う。 もう一つは福島原発で、あの爆発で放射性物質がばらまかれ、関東地方は住めなくなるから関西に逃げた方が良い、と言うような内容らしい。少なくともモニタの結果を聴いている限りでは、外部への影響は小さいのだろう。第一、現場の人たちはその中でずっと働き続けているのだ。 福島原発は以前の北陸の大地震で柏崎原発が安全に停止したように、停止するところまでは完全にうまくいったらしいのだが。まあそれでもその後の処理は大変なことだったのだろうが、今回はそれに加え、想像だが、あの悪魔のような津波の影響で冷却に使う機器や電源が水浸しになって使えるものが少なくなり、現場の人たちは大変な思いで善後策を講じているものと思う。おそらく地震以来ほぼ完徹で対応しているだろう。 様々な企業は、この被災の中で、例えば家族が亡くなったり家が流されたりするなかでも、被災現場で復旧に向け最大限の努力をしている最中に、このように心ないメイルを流せる人の人間性が全く理解できない。 2011年 03月 03日
ずいぶん久しぶりの更新。その間に入試のカンニングが大騒ぎ。結局、単独犯だったようだが。しかし、インターネットは犯罪まで行かなければ匿名性が高いかもしれないが、犯罪と認定された時点ですべては明らかにされる方十分に気をつけないと。そう言えば、相撲部屋の話題でも、携帯でたとえ消去してもメモリを調べれば履歴が分かってしまうので、情報系の犯罪に秘密はあり得ないということなのだろう。 と言う話ではなく、実はこんどの話も中国問題なのだ。 日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)がサイバー攻撃対策や情報漏えいの防止に向けて国際的な連携を強化していくことになったのだが、その根本原因が中国にある。 サイバー攻撃は、中国が発信源のものが多いとの指摘が国際的に多く、今回の連携もその点を念頭に置いたものなのだそうだ。 「日・ASEAN情報セキュリティ政策会議」は、今月7日から2日間の日程で東京都内で開かれ、各国から局長級の担当者が出席する予定だそうだ。で、そこで話し合われるテーマには、原子力発電所や交通機関、金融機関など、被害を受ければ社会的影響が大きい施設を狙ったサイバー攻撃対策についてだそうだ。この手の問題でも日本の技術は優れているそうで、それをASEAN諸国と共有するのが目的だとのこと。 しかし、まあエネルギーでも資源でも環境でも金融でもサイバーセキュリティでも、中国の強引で傲慢な態度は目に余るものがある。対抗すべきアメリカは弱気だし、ロシアは便乗することしか考えていないように見えるし、困ったものだ。 2011年 02月 24日
ムバラク大統領やカダフィ大佐など、大衆の圧力に抗しきれない状況が続いているようだが、日本のそばの独裁国家でも大衆が騒ぎ始めたようだ。 「北朝鮮・新義州で数百人規模のデモ発生」と言う記事があった。消息筋によると、「住民たちがどこで耳にしたのか分からないが、エジプトやリビアで起こった反政府デモの情報をやりとりしている」と語ったそうだから、やはり独裁国家の圧力に抗する大衆の造反が新たなうねりになっているような感じだ。 もうひとつ別の記事では、「明かりやコメを求める北朝鮮住民の声」だそうだ。北朝鮮で金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日を2日後に控えた14日、平安北道定州、竜川、宣河などで住民数十人が集まり、同時多発的に「明かり(電気)とコメがほしい」と訴える騒動が起こった。最初は数人が「このままでは生きていけない。明かりをくれ、コメをくれ」などと叫び始めたのだが、間もなく多くの人たちが家の外に飛び出し、隊列に加わったという。 もっとも、「金総書記、特殊機動隊の組織を指示」とさすがに独裁者、この辺の対応は早い。 専門家筋では、そこに反体制の動きが現れ始めたと見なすべき根拠はない。北朝鮮の住民たちは、抵抗の旗を掲げる力もないほど飢えており、また住民同士が怒りの感情を伝え合う通信インフラもない。しかも指導者同志とその子分たちは、住民の抵抗を大砲、迫撃砲、航空機による爆撃などで弾圧するリビアのカダフィ大佐と同じ部類の人間たちだ。 まあ、ベルリンの壁もソ連の体制も崩壊するのは本当にあっという間だったから、まあリビアも北朝鮮もどうなるか予断を許さない感じだ。 2011年 02月 22日
元厚生労働省の医系技官の女性が学会のメイルマガジンに描いている内容で、2つの記事がある。一つは「役人が牛耳る限り「医療イノベーション」なんて夢物語」で、もう一つが「新型インフルエンザ騒動は必ず繰り返される」と全く違うテーマの記事だ。が、共通しているのは、役人の責任逃れと形式主義、そしてそれは何を意味しているかと言うと、公僕として国民に視線を向け国民のために何ができるかを考えるべきなのに、全く一顧だにしていないことだ。 実はこの記事の内容はずいぶん以前に読んだことがあり、このブログでも取り上げたことがある。でもまた新たに見たので再度取り上げる。 「政府は2009年4月28日から6月18日までの検疫強化期間中、航空機と船舶の乗客など346万人の検疫を行った。その中で見つかった新型インフルエンザ患者はわずか10人だった。 インフルエンザは強毒性か弱毒性かにかかわらず、症状だけでは他の疾患と区別できない。また、症状が出る前の潜伏期間中にも他の人に感染する。つまり、水際でウイルスの侵入を食い止めるためにいくら人手と税金を投入しても、必ずすり抜ける人はいるわけで、この方針に医学的合理性はない。 こんなことをしても国民の不安をあおるだけだし、経済損失というマイナス面もある。関西地域だけで経済損失額2383億円、雇用喪失1万8097人で、特に観光関連産業への打撃が大きかったという報告もある。この方針自体が国民の不利益なのだ。」 とまあ、良いことなしの対策なのだが、結局は一所懸命がんばっていますと言う存在証明のためだけで、本当に国民の生命などどうでも良いことが分かる。それを反省せず、今回のインフルでも同じ対策をとっているようだし、それどころかそれを良いことに権限強化を図っているらしい。 次は、今非常に騒がれているイレッサも出てきている。 「日本でもまれに見る成功例がある。肺がん治療薬のイレッサだ。医薬品医療機器審査センター(現・総合機構)は2002年、世界に先駆けてイレッサを承認した。さらに日本の医師たちが2010年に世界へ向け発表した研究成果のおかげで、“投薬前に遺伝子検査”をすれば、効きやすい人・効きにくい人を区別でき、その結果、効かない人は副作用リスクを負ってまで内服しなくてすむようになった。これは日本が世界に誇れる日本発のイノベーションだが、イレッサの間質性肺炎という副作用の問題で国家賠償訴訟となっており、このほど、裁判所による和解勧告が行われた。」 これは、非常に合理的な考え方でこの通り実現すればよかったのだろうが、きちんとした検査をしないとか個別に問題解決をしなかったつけが回ったようだ。 「厚労省の官僚が「外国の後追い」をよしとしてきた結果、外国では使える薬が日本では使えないという「ドラッグラグ」が常態化したのである。」 けっきょくこれも、薬が間に合わなくて死んだ人がいくら多くとも厚労省の責任とは騒がれないからほっといて、厚労省が認めた薬で死んだら騒がれるからできるだけ承認するのは遅くすることになる。って、これも国民の生命より自分の保身ではないか。まあこの記事を書いた人が厚労省を辞めたのも良く分かる。 これは別に厚生労働省の役人だけの問題ではなく、例えば経済産業省の役人も全く同じようなものだ。役人と言うのは本当にどこでも金太郎飴だということらしい。 2011年 02月 21日
最近、ツイッターの有効活用の話が多いが、米国の国務省も簡易ブログ「ツイッター」にアラビア語とペルシャ語のページを新設したそうだ。米政府の見解をエジプトやイランなどの国民に直接伝えるのが目的だそうで、クリントン国務長官によると近く、中国語やロシア語、ヒンズー語でも発信を始める計画だ、こちらはイスラム系対策と言うよりは、大国の対策だ。 で、クリントン長官はインターネットの自由に関する演説で、各国語で「つぶやく」効果について「政府による妨害さえなければ、各国の人々とリアルタイムで双方向の対話が可能になる」と期待を示した。米政府はホワイトハウスや国務省の報道官をはじめ、各省がツイッターを通して頻繁に見解や情報を発信しているのだそうで、まあ自由の国アメリカらしいと言えばアメリカらしい対応ではある。情報の利用が早いしうまい、日本の行政もこういうところは真似しなくちゃ。ただ、こういう政策は裏目に出なければ良いのだが。反論を買って炎上したり、はたまたポピュリズムに陥ったり… 2011年 02月 20日
ある日突然、技術者が逮捕された事件がある。朝日新聞名古屋本社が掘り下げた岡崎市立図書館事件だが、その発端は、思いもよらず強制捜査を受け逮捕されて取り調べを受けた技術者が釈放後に立ち上げたホームページを見て様々な意見が飛び交ったことである。PCにつけていたロゴの名称から、通称「Librahack」(りぶらはっく)事件と呼ばれているそうだ。 要は、プラグラムの得意な人が、図書館の必要情報を引き出すプラグラムでアクセスしていたら、図書館側のプログラムのバグのために、まるで悪さをしているかのような事態になっていて、本人は全く気付かなかった。である日突然、逮捕されしかもそれをマスコミに公表されてしまったということのようだ。 マスコミ向けに発表文が出され、「業務妨害事件被疑者の逮捕」という題で、男性の名前が記されていたのだそうだ。 冒頭には「岡崎市立中央図書館のホームページ管理用サーバに対し、ホームページの閲覧要求を大量に送信して、サーバコンピュータの機能を停止させた男を業務妨害で、通常逮捕した」と書かれていたそうだ。 ところが実態は、男性のプログラムに問題はなく、図書館のサーバのソフトメーカのソフトが閲覧障害を引き起こす原因になっていたことが判明し、朝日の朝刊で報じた。この報道がきっかけとなって、9月下旬には図書館利用者の個人情報が流出していた問題も発覚。ソフトメーカは11月末に社長が会見を開き、システムの能力が不十分だったうえに障害の原因究明を怠ったことを認め、「対応が早ければ不快な思いをさせることはなかった」と男性に対する謝罪の意を示した。 結局この事件も、この男性がホームページを立ち上げてその経緯をネット上に書き始めたために、ネット上で話題となり、それで新聞記者が調査を始め、真相が明らかになったということだ。で、ネット関連のあれこれは、ある日突然の怖さもあるが、ネットに公開することにより、正義の実現に強力な助っ人となることが分かる。前回書いたエジプトの例とは次元が違うが、ネットの威力がすごいことは共通だ。 ある日突然の怖さでは、痴漢の冤罪がどうしても気になる。おそらく唯一の差別法だろうが、まず差別法なのが納得いかないが、それ以上に捕まれば問答無用と言うのも許し難い。この議論の前提はもちろん痴漢が一番許されない行為であることだが、それにしても冤罪があり得ることも考えないといけない。何と言ってもある日突然に普通の人が犯罪者にされてしまう怖さは、たまらない。こういう冤罪事件もこれからネット上に公開さて議論されるようになるかもしれない。 2011年 02月 19日
日本の基本的な技術力はいまだに高いものがあるが、残念ながら最近の新興国の技術力の伸びやそのバイタリティに押されて、従来のビジネスモデルでは限界が生じてきているようだ。非常に技術集約したまねのできない世界トップの製品でいくか、はたまたここで話題とするような日本の得意とするインフラストラクチャで売るかが生き延びる道だろう。技術集約に関してはいまだに日本の中小企業に非常に強い会社が多いようだ。 ところで日本の大企業はやはりその大きさを利用したインフラとして様々なものをセットとして売るのが良いのだろう。しかし、これまでは国家規模で、すなわち大統領自らがセールスマンとして売りに来るようは国々に、一企業ではとても太刀打ちできない。ODAなども、欧米企業などは自国のODAをうまく使うが日本は馬鹿正直に日本企業に使わせないとか、色々な不利益が生じてきたようだ。それが鉄道だろうが電力プラントだろうが水道設備だろうが起きてきたことだ。 このような事態を打開するためにやっと、日本政府が国としてインフラ輸出しようということになったのは大変良いことだが、まあその実態はなかなか難しいようだ。政治的な絡みや軍事的な絡みが大きいから、日本みたいに政治三流、軍事存在感なしの国ではな~~ 日本が新幹線の売り込みを図っていてかなり期待されたいたようだが、フロリダ高速鉄道がご破算になりそうな気配だ。オバマ大統領は政策の目玉の一つとして全米での高速鉄道網整備を打ち出しているし、高速鉄道整備を管轄するラフード運輸長官は張り切っているようなのだが、米フロリダ州のスコット知事(共和)は16日、高速鉄道整備のための連邦政府からの補助金受け入れを拒否すると発表したそうだ。米国は何しろ合衆国だから州知事の権力は強いから、これは大変なことだ。 これ以外にも、様々なところで計画見直しもあるし、国のあいだの政治的な関係で、ビジネスの逆転が起こりえるし、日本の国の外交問題の一つとして確固とした政策と強いリードが必要なのだが。 2011年 02月 15日
チュニジアからエジプトに飛び火した民衆による体制転覆運動だが、ついにムバラク大統領もあきらめざるを得ない状況に追い込まれたわけだが、これに対して、簡易ブログ「ツイッター」と交流サイト(SNS)「フェイスブック」の2大ソーシャルメディアが、市民の情報伝達に大きな役割を果たしたという記事があった。 チュニジアでは「革命」運動の発端となった昨年12月17日の露天商による焼身自殺事件の直後から、両サービスを通じて体制転覆を呼びかけ合う世論形成が急速に進行。政権側は、両サービスの利用者のアカウント情報を消去したり居場所を突き止めたりするハッキング活動で対抗を試みた。 それでもソーシャルメディアを通じた情報共有は止まらず、街頭での抗議活動に発展した。不特定多数の水準まで情報発信者が増えてしまうと、実名利用か匿名かは問題でなくなる。国家権力といえども、個々人を取り締まるのが不可能になってしまうからだ。 同国ベンアリ前大統領の亡命で体制転覆が実現したのと相前後して、エジプトやヨルダン、アルジェリア、サウジアラビアやイエメンといったアラブの他の独裁国家にもソーシャルメディアでの反政府世論が盛り上がり、デモが相次ぐようになる。1月25日にはエジプト各地で数万人規模の反政府デモが発生。その後もムバラク大統領の退陣を要求するデモは勢いを増し続けた。 実は私は、携帯こそ最近、電話とメイルと写真にと利用するようになってきたが、そしてブログもしているし、MIXIにも一応参加している、最近ほとんどアクセスしていないが…しかし、「ツイッター」と「フェイスブック」はまだ利用したことがない。要は、話のねずみ講みたいなものだろう。あっという間に広がるがあっという間に冷めてしまうのが、特徴だということだ。大したことがないのに大騒ぎになったり、悪い奴に利用されたりする弊害もあるが、市民の情報共有や意思形成にも有効だということが明らかになったことは大きい。これからは、某北の国のような独裁国家、世襲国家、情報統制国家には、大変な凶器を突き付けられたようなものだ。 そういえば、豪州の事例だが、災害時の情報受発信手段として「フェースブック」などを活用しているそうだ。バカとはさみも使いよう、有効活用を期待したいところだ。 「デモが体制転覆にまで行き着いたチュニジアとエジプトに共通するのは、教育を受けた中間層の若者の失業率の高さと、言論や政治活動の自由を力で押さえ込む専制的な政治体制に、大多数の人々が街頭行動を我慢できないほど強い不満を抱いていた点。そして政権がソーシャルメディアを通じた言論や表現を抑え込もうとして、かえって人々の不満を増幅してしまった点だ。」 という分析をしている。確かに、不満を抱いているがそれを噴火させる起爆剤が必要で、その道具としてはとても有効だ手立てであろう。 しかし、国が乱れるのには、独裁国家かはたまた民族や宗教が入り乱れた統制がない国など、どうも両極端の特性があるようだ。どちらも社会的な公平性に欠けているということだろうが。そう考えると、日本は政治家や経営者などが不甲斐無いにもかかわらず、そして不景気で失業も多いにもかかわらず社会的公平が維持し続けられている、世界的に見ればとてつもなく安定した稀有の存在なのだろう。 2011年 02月 11日
さて、寒くて暗くて風が強くて、それでも寒波でなくて良かったフランス旅行の話はこれで終了。旅行中に携帯で撮った写真ももう残り少なくなってきたことだし。 今回はルーブル美術館の前のガラスのピラミッドを見るだけにして、目的地のオランジュリー美術館に行ってきた。グランパレも最後の日に時間があったので行ってみたが、休みだった。がっかりしたがその前に立つプチパレは開館していたので、そこも見てきた。いや~~入場料はタダだし、収蔵量は膨大だし、絵画以外に彫刻や陶磁器もありまた写真展もありで、なかなか見ごたえがあり、しかもパリ市民のための美術館と言う感じで、観光客は少ないしで、なかなか穴場だった。 オランジュリー美術館は、テュイルリー公園内にセーヌ川に面して建っている。もともとはテュイルリー宮殿のオレンジ温室(オランジュリー)だったが、1927年、モネの『睡蓮』の連作を収めるために美術館として整備されたそうだ。これまで出張のたびに見たいと思っていたが、ずっと休館中でなかなか実現できなかったので、今回こそ是非ということで行ってきた。説明も何も見ずに聞かずにただ見てきたので正確ではないのだが、昼間の睡蓮と夜の睡蓮の二間があり、しかもそれがそれぞれ楕円形でそこに4枚の絵がかかっている。おそらく四季を表しているのだと思う。そのうちの2枚を載せる。パリの美術館はどこも写真を自由に撮らせてくれるのでとても良い。 ![]() ![]() ついでに、アルルではゴッホの「夜のカフェ」モデルになったカフェに行ってきた。残念ながら季節外れのせいか休んでいたが… ![]() 2011年 02月 09日
さて、前回の続き。パリに泊りモンサンミシェルに行ってきた。確かに見る価値があるとは思うが、たった1時間くらいのために、汽車とバスを乗り継いで4時間くらいかける(往復だと8時間)価値があるかと聞かれると、それほどでもないのではと思わず答えそう。それとシャンソニエのオーラパンアジル(跳ねるウサギ)、ここはウサギ年の私としては外せない。ほとんど知らない曲ばかりだったが、味のある歌い手ばかりで楽しく聞ける。ここはもう一度ゆっくり聞きに行きたい。まあ、後はパリでゆっくりと言うことで、4人のうち2人がパリが初めてということで、シャンゼリゼでお昼をしたり、凱旋門だのエッフェル塔だのに登り、夜のノートルダム寺院を見てという定番の観光コースをとった。 まずは、到着して最初に撮ったモンサンミシェルの全景。良く見る写真の構図。 ![]() お次は、夜のノートルダム寺院、夜もなかなかおしゃれで良い。 ![]() 最後は、オーラパンアジルの壁に描かれた跳ねるウサギ。 ![]() さて、今回のフランス旅行の私にとっての目的の一つが、オランジェリー美術館のモネの睡蓮の連作。この写真も次回に載せたい。 2011年 02月 08日
フランス旅行の前も忙しかったが、帰ってきたら公私ともどもさらに忙しい。ずいぶん久しぶりの更新だ。 2年前に、スペイン旅行の仲間との珍道中。王宮のあるマドリードとガウディのあるバルセロナを回る旅で、プラド美術館もトレドもサグラダ・ファミリア聖堂もグエル公園もカサ・ミラ も、そして闘牛もフラメンコも見た。 もう先々週になるが、金曜夜中(羽田から最近出るようになった便)から10日ほど南仏中心のフランス旅行。南仏と言っても、コートダジュールには行かずプロバンスが中心、アビニオンに泊ってアルルとかマルセイユとかまで足をのばし、ついでにシャトーヌフドパプにも行ってきた。 それからパリに泊りモンサンミシェルまで足を伸ばしてきた。見るショー的なものとしてはシャンソニエ(オラパンアジル、跳ねるウサギ)にも行ってきた。 今日はそのうち、ー南仏編、で次回はパリとモンサンミシェル編となる予定。 アビニオンの教皇領の城砦のような建物と隣の教会とのコラボレーション ![]() アルルの闘牛場の一部(ちょっと芸術的にとってみた)。 ![]() マルセイユの丘の上のサグラダマリア教会(?名前を忘れた、がとてもきれいな教会) ![]() 2011年 01月 18日
今週の金曜夜中(羽田から最近出るようになった便)から10日ほど南仏旅行。南仏と言っても、コートダジュールには行かずプロバンスが中心、アビニオンに泊ってアルルとかマルセイユとかまで足をのばし、それからパリに泊りモンサンミシェルとかシャンパーニュとかまで足を伸ばす計画。見るショー的なものとしてはシャンソニエ(オラパンアジル、跳ねるウサギが有名らしい)に行くつもり。2年前のスペイン旅行の仲間との珍道中。と言うことで、これからしばらくブログもお休み。 地球温暖化の問題が深刻になるにつれ、電気社会がさらに促進されるであろうことは明らかなのだろうが、水素社会が来るか否かはっきり言って分からない。インフラストラクチャは膨大な資金(兆のオーダー)と長期の計画(数十年のオーダー)が必要なので、半々の社会はあり得ないだろうから、そして今現実に電気社会で便利な生活を送っているのに、水素社会が実現するとは思えない。もちろん生活用に燃料電池は普及するだろうが、燃料電池車がガソリン車や電気自動車を駆逐して世界中で利用されるとは考え難い。十年くらい前はえらく盛り上がっていたのでが、最近は地下に潜って頑張っているという感じか。と思ったら結構大々的に実証実験に取り組むようだ 「二酸化炭素(CO2)を排出しない次世代のエネルギーとして注目を集める水素をパイプラインで住宅や商業施設などに直接供給する世界初の実証実験が15日、北九州市八幡東区の東田地区で始まる。隣接する新日本製鉄八幡製鉄所が副産物の水素を供給し、次世代型の燃料電池で電気や熱を取り出す仕組み。水素エネルギーを活用した社会づくりへの課題を探る。」 製鉄からの副生水素を利用することはそれはそれで意義があることだし、それはそれで生き残るオプションだとは思う。今回の実験の目的は以下のようなことだそうだ。 「普及している燃料電池が灯油や都市ガスから水素を取り出すのに対し、今回の実験では水素を取り出す部分がない次世代型を使う。燃料電池と太陽光発電、蓄電池を組み合わせ、効率の良い電力供給の形を探る。」 再生可能で水素生成は、CO2削減の有効な手立てではあるので、そのあり方を実験的に詰めることは有意義だろう。 2011年 01月 16日
最近、「伊達直人VS菅直人」の言葉遊びが流行っているようで、ニュースやブログでよく見る。と言うことで私も便乗。漫画タイガーマスクの主人公、「伊達直人」を名乗り児童福祉施設などへ寄付を続けている人たち(最近は矢吹丈なども出ているようだが)と菅直人首相を比較する、謎かけめかした言葉遊びがインターネットで注目を集めている。同じ直人だがずいぶん違うことが分かる。もともとは寄付する人との比較だったようだが、最近はマンガの「伊達直人」との比較も入ってきているようだが。 20くらいは出ているようだが、そのうちまあまあおもしろいと思ったのはその半分くらいではあるが…まずは寄付する方の「伊達直人」との比較 「子供に夢を与えるのが伊達直人 子供に無駄な手当てを与えるのが菅直人」 「施設にランドセル贈るのが伊達直人 中国にランド・セールするのが菅直人」 「贈与するのが伊達直人 増税するのが菅直人」 「庶民を勇気づけるのが伊達直人 庶民を落胆させるのが菅直人」 次は漫画のタイガーマスクとの比較 「虎のマスクで顔を隠すのが伊達直人 虎の威を借るのが菅直人」 「フェアプレーで闘うのが伊達直人 スタンドプレーで目立とうとするのが菅直人」 「 必殺技を決めるのが伊達直人 「俺に決めさせるな」が菅直人」 「菅直人」! まあこれだけ色々とネタを作ってくれる首相ではある。数年後の日本を貶めた売国政治家10人にランクインするか?而して、鳩山さんとどちらが上位につくかも興味のあるところ。 # by misterwhite | 2011-01-16 11:09
2011年 01月 12日
小林よしのり編の「日本を貶めた10人の売国政治家」、幻冬舎新書を読んでいるが、なかなか面白い。彼の「わしズム」にもこの結果が出ているようだが、おそらくその内容を本にしたものであろう。彼の漫画や本は結構読んでいるが、今回はタイトルで即座に決めた。 で、売国政治家ランキングは、以下の通り。 1位 河野洋平(12票) 談話一つで日本を“性犯罪国家”に貶め、売国を首謀した罪 2位 村山富市 (8票) 謝罪外交を定着させ国益を毀損した罪 3位 小泉純一郎 (7票) 日本人の命と金を米国に売り渡した罪 4位 小沢一郎 (6票) 理念なき権力主義で国政を混乱させた罪 同 野中広務 (6票) 自虐外交の端緒「不戦決議」を生んだ罪 同 加藤紘一 (6票) 永年に渡り中国・北朝鮮に利益供与した罪 7位 中曽根康弘 (5票) 靖国問題をこじらせた罪 8位 土井たか子 (4票) 北朝鮮の国家犯罪を幇助した罪 9位 福田康夫 (3票) 他人の嫌がることはしない罪 10位 中川秀直 (2票) 移民法で日本民族と文化を毀損した罪 以下、一票を獲得した政治家は、竹中平蔵、細川護熙、麻生太郎、安倍晋三、田中真紀子、古賀誠、河野太郎、渡辺喜美、とつづく。 で、売国ランキング選出方法。現役・引退を問わず存命の与野党政治家を対象に、15名の保守論客が五名づつ「売国政治家」を選出し、集計。15名(肩書き省略)は、大原康男、長谷川三千子、田母神俊雄、関岡英之、潮匡人、所功、八木秀次、高森明勅、西尾幹二、西村幸祐、宮城能彦、木村三浩、富岡幸一郎、堀辺正史、小林よしのりの各氏。なかなか錚々たるメンバーだ。 ダントツ一位の河野洋平と2位の村山富市は私の評価とまったく一致、理由もほとんど同じ。本当に国賊だ。土井たか子はもっとランクが上かと思っていたが。田中角栄が入らないのは、あれっと思ったけど、確かに彼は売国ではないから当然か。硬派と思われている小泉純一郎と中曽根康弘が結構高いランクにいるのは、あれっと思ったが、考えると彼らはパフォーマンスばかりでフラフラしていたからなあ~小泉純一郎の一番の罪は、アメリカ方式を積極導入して日本人の古き良き特性を奪いさったことか。 2011年 01月 10日
【中国版新幹線】「パクリ号」戦略加速、国内建設44兆円投入 海外売り込みも着々という記事があった。 日本の新幹線技術が土台の高速鉄道車両「和諧号(CRH型)」を、中国が“独自開発した”と主張して輸出戦略を加速している。中国鉄道省は米ゼネラル・エレクトリック(GE)や仏アルストムと鉄道技術で相次ぎ提携し、国境を接する東南アジアや中央アジアへの延伸や、米国での高速鉄道プロジェクト受注を政府ぐるみで有利に運ぶ戦略だそうだ。 鉄道省傘下の国有企業、中国南車集団などが生産する「CRH」は、外観デザインも含め川崎重工業など日本が技術供与した新幹線そっくりの車両で、一部に改良部分があるにせよ、知的財産権侵害の疑いも残される、と言うがまあ本当にパクリだ。そうした中で中国がGEやアルストムと連携するのは、技術改良プロセスで欧米勢を利用し、日本の知財権をクリアする手法を編み出す狙いがありそうだ。そういう策略に乗る欧米もどうかしているのだが、結局は天に唾する行為で、それに気づかないはずもないのだが、やはりその場のもうけが大切なのか。 知的所有権以上に心配なのが、安全の問題。規模も性能も国際性も日本の新幹線を凌駕し始めた中国のCRHだが、建設計画スピードに運営上の安全性確保などバックアップ態勢が整っていないとのリスクを指摘する声もあるそうだ。 まあ中国は新幹線だけでなく原子力発電所もそして一般消費財も、知的所有権に対する何らの対処もなく模倣して、そしてそれを国産としてしまう。それを国内で販売するのでさえ不埒なのだが、国際輸出までするのだから起きれてしまう。そう言えば上海万博のテーマソングもパクリだったけど。こういうことを政府の方針として海外企業に押し付けるのだから、どうしようもない。それと分かっているのに、中国に媚びて中国に売ろうとする商売人が多いからこれまた困ったことだ。 と、中国の輸出戦略を気にしていたら、仏紙フィガロによると、欧州連合(EU)外交筋の話として、1989年の中国・天安門事件以降EUが続けている対中国武器禁輸措置が、2011年の早い段階に解除される可能性があると伝えた。その理由として、禁輸措置が「EUと中国が外交や安全保障分野で協力を強化する上で主要な障害になっている」との認識だそうだが、中国のこれまでの行動を見ていれば、大変なことにならないか気になるところだ。 2011年 01月 09日
二条城の庭が正月庭園公開中だったので、見てきた。ここはお寺の庭とは異なり広々としてこれはこれで良し。庭の見えるお茶席でお抹茶と菓子も頂きまあ結構楽しめた。 その後は、大徳寺。ここはお寺の主要な建物には入れない。その代りに小さな院がいくつか開いている。前田家に細川家にと有名な家の菩提寺がいくつかある。大徳寺はその小さな院がそれぞれ個性的な庭を持っているのでそれを見て歩く。大仙院の庭はいわく因縁があって面白かった。そこの住職さんが結構面白いので、とても高かったのだが禅語を書いた短冊を2本も買ってしまった。大慈院の中では鉄鉢料理と、龍源院の石庭、高桐院の庭園、瑞峯院の庭園、どれもこれも蓬莱山がテーマのようだったがそれぞれで趣が異なり楽しい。 そこからせっせと歩いて、金閣寺へ。さすがは観光スポット、観光客の数がすごい、外人も多い。久しぶりの金閣寺は太陽の光に映えてなかなか良いではないか。2~3年前にライトアップを見に行ったことがあるが、ライトアップされた夜景も光り輝くのもまた良し。 ![]() 写真は、瑞峯院の独坐庭と呼ばれる庭園。 ![]() そして池に映える金閣寺。 2011年 01月 08日
毎度おなじみとなっている嫁さんのお土産買い物三昧、そして共通の美食三昧、そして私の美酒三昧。今回の買い物のメイントピックは、漬物西利の漬物セットを山ほど。もちろん酒とお菓子も山のごとく。 京都での、小料亭、おばんざいの店、そして大徳寺境内にある鉄鉢(てっぱつ)料理、どれも良かった、もちろん京の酒も。 今回のイベントは、只管寒さに耐えることだった。今年の3日はすごい寒い日なのに、かるた始めで待つこと一時間半そして見ること一時間、ウサギ神社は今年の干支のお蔭で待つこと二時間半、結局五時間も寒空に突っ立ているだけ、もう耐えがたきを耐え忍びがたきを忍びの心境。 去年は蹴鞠始めその前の年は葵祭りとイベントを見てきただけに今回はかるた始めに意気込んでいったのだが、まあ面白かったが、蹴鞠始めもかるた始めももういいなって感じ。ウサギ神社は今年の干支だし我々の干支だし、参拝しないわけにはいかない。正式名称は岡崎神社で、ガイドブックにも載っていない神社なのに、ウサギ年だとなんでこんなに大人気なのかしら? ![]() 写真は、色々なイベントがある中で一番メインの女性二人によるカルタをしているところ。 ![]() そしてウサギ神社の黒ウサギ。 2011年 01月 01日
例年だと、恒例の年末はNHKのベートーヴェン「第9番、合唱」とジルベスターコンサート、そして元旦の夜といえば、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサート。これは書くのが恒例なのだが… また私にとって正月のシーズンといえば、ラグビー準決勝や決勝の鑑賞。私の趣味の一つのスポーツ鑑賞では、年末のフィギュアスケート(今年は男子も女子も活躍がすごい))、年末年始のラグビー、それとこれから続くオーストラリアンオープン・ローランギャロス・ウィンブルドンのテニス、だ。残念ながら、フィギュア以外は通常のTVでやらなくなったおかげでさみしい思いをするし、最近の状況がまったくつかめなくなっている。 そうそう、恒例の初売り、買いだめの話もあるはずなのだが… 「昨年一年を振り返り今年の抱負を考えてみる」と言うことで、趣味の方の感想はともかくとして、これを書くのは恒例と言うことで。 さて今年はウサギ年、我々夫婦の干支、でなんと還暦、まあ実感はない。仕事も趣味も忙しく楽しくやっている。今年は定年ではあるが、仕事はいくつか継続でありそうだし新たな仕事も入ってきそうだし、もちろん趣味も継続。 一昨年からキヤノングローバル戦略研究所の研究として、プロジェクト方式で2100年を予測しそれから2030年また2050年の世界そして日本のあるべき姿を研究仲間で議論している。このプロジェクトもしばらくは続きそうで、ここ当分は研究を楽しめそう。 安全学と人間学が私のライフワークだったわけだが、ここ数年環境学(地球温暖化の問題はひとえにエネルギー学の問題でもある)を生業としているが、これからはさらにライフワークとしても続けていくことになりそう。 仕事についての抱負は、ここ数年は毎度お馴染みなのだが、 「是々非々で、やるべき・やりたいと思う仕事を一所懸命にやること。そして、ライフワークである安全学や人間学やエネルギー・環境学について、いつも考察を深め機会があれば自分の考えを様々な場面で訴え続けていく。」 ことにつきる。 2010年 12月 31日
最近やたらと中国の話題を取り上げ得る回数が多くなっているのは、やはり最大の原因は民主党政権がなめられきっていて中国を増長させやりたい放題やっていることが挙げられる。もう一つは、北京オリンピックも上海万博も乗り切り(ここが限界で一気に共産党政権がつぶれると言うのが数年前までの専門家筋の読みだったはずなのだが)、世界不況でも元の強さも示したし、ここで存在感を示さないと民衆からも不満が挙がりそして軍からもにらまれ大変なことになるので、もうなりふり構わず躍起になって行動に出ている観があるからだ。 確か今日の新聞によると、中国の原潜が宮古島と與那国島の間を抜けたそうだ。なかなかすごいことらしい。中国海軍艦艇による、南西諸島を含む「第1列島線」の通過も常態化していて、日米が動向に最も神経をとがらせる潜水艦は、沖縄本島と宮古島の間を通って太平洋に出るケースがここ数年、年間数件程度で定着しているのだそうだ。 つい先週くらいには正確には21日だが、韓国沖の黄海(Yellow Sea)で、違法操業中に韓国海洋警察庁による取り締まりを受けた中国漁船12隻が、船体を互いにロープで縛ってひとかたまりの大船団を作り上げ、逃走を図ったのだそうだ。これが写真を見たがすごい。赤壁の譜の船をつなげた様子にそっくり。あの場合は大敗の原因になったが今回は大成功のようだ。 黄海の韓国の排他的経済水域(EEZ)では中国漁船による密漁が常態化しており、海洋警察庁によると過去1年に332隻を拿捕したというからすごい。日本の尖閣列島だけではないようだ。 と思うと今度は空軍。今年9月の尖閣事件以降、東シナ海上空で自衛隊機に対して中国軍機がこれまでにないような接近をする例が出始めていて、日本側は「エア・ハラスメント」と呼んで分析と対策の検討を始めた。自衛隊の中国機に対する緊急発進(スクランブル)も今年度すでに44回に達し、過去5年で最多となっているのだそうだ。 南西諸島周辺の日中間のせめぎ合いは、海上・海中にとどまらず空にも広がっていると言うことで、政府はもっと重大視すべき事態なのだが。 2010年 12月 30日
科学技術か科学・技術かで、学術会議と総合科学技術会議とがバトルをしているそうだ。何をいまさら、どうでも良いのに、と思わずにはいられない。まあ私的には素直に科学技術だと感じるのだが… 総合科学技術会議(議長・菅直人首相)の調査会で、来年度からの「第4期科学技術基本計画」の草案の説明で、従来案にあった「・」を抜き、「科学技術」としたことが説明されたのだそうだ。科学技術基本法が「科学技術」で統一されている、という、まあどうでも良い理由だったそうだが。 で、そもそも草案で「・」を使い始めたのは今年1月、日本学術会議の主張がきっかけだったのだそうだ。その理由はかなりうがった意見ではあるのだが…科学と技術は対等のはずなのに、「科学に裏付けられた技術」の意味で使われることが多いと指摘した。政策が「出口志向」、つまり産業や社会に役立つかが重視され、「純粋な学術研究の軽視につながっている」としている。まあ学術会議が言いたがる理屈ではある。 で、結構有名人がバトルに参加しているようだ。まず一方の科学・技術派。科学史に詳しい東洋英和女学院大学の村上陽一郎学長は、「経済が厳しくなり、税金を投じるからには社会に見返りがあって当然という風潮があまりに強い」と指摘。「研究で得られた知識は人類全体の財産。それを社会で支えることを確認するうえで『科学・技術』という表記には意味がある」のだそうだ。 別に、点がつこうがつくまいが基礎科学の重要性が損なわれるとは思えないがな~~ で、科学技術派の方がどうも多そうだし、言っていることもまあまとも。 元国立環境研究所長の市川惇信さんは、「科学技術という言葉は自然に定着した。切り離せない」と指摘。小惑星探査機「はやぶさ」も、試料分析は科学だが、帰還できたのは技術、という立派な説。 学術会議会長や東京大学総長を歴任した吉川弘之さんは、「『・』に込めた思いはわかるが、それで問題が解決するとは思えない。科学は社会のためにあるのではない、という主張に受け取られかねない」との意見だ。 で、この辺の議論に巻き込まれた人ではなく、言語学的にどう考えるかも参考となろう。 杏林大学の金田一秀穂教授(日本語学)は、日本語は語を構成するとき、前項が後項を修飾するものと、同格で並列するものとがある。「・」は並列関係を明確にするが、そもそも日本語の表記にはなく、並列だからといって、入れないといけないわけでもない。「・」を入れる主張は、正しいかも知れないが、並列だと明言すると、両者が分割されて、縦割りで風通しが悪くなるのではないか、とも思う。 だそうで、これがやはりまともな意見だろう。こういうことは当事者ではなく第三者の冷静な判断が必要だ。 しかしどうしてこんなくだらないことで時間をつぶしていられるのだろうか。民主党政権下で、科学技術や学問に対する価値やそしてもちろん予算も評価の対象になっているときに、もっと本質的な議論をするべき時だろうに。やはり功なり名遂げた人たちに将来の学問を議論して頂いてもよろしくないようだ。ここは将来の有望株や少し離れた立場の人たちに冷静かつ客観的にしかし夢を持って学問の在り方や科学技術の進め方について議論してもらいたい。 2010年 12月 23日
今日は、尖閣諸島の中国漁船衝突のビデオをユーチューブに流した海上保安官が懲戒停職になり依願退職した。その前に辞めるべき人がいるだろうに。国会で問責決議案を出されて政治家の資質や姿勢を問われているのに完全無視している仙石官房長官の責任だろうに。まず船長を釈放したのが国家に対する反逆、ビデオ隠しはもんじゅのビデオ隠しなどチャンチャラおかしいこれまた国家反逆罪に相当する隠蔽工作、これを許すことこそが組織を揺るがす行為。こういう輩が横行すれば組織は破壊されてしまう。だから組織には自浄作用が必要で、それが外部監査制度や内部告発制度のはず。今回のビデオ流出は内部告発相当だから、告発者はしっかり守られるべき存在。そんなことも分からない政治屋や役人は一体何なのだろうか?メディアはどうしてこんなにこの幼稚なそして偏向した民主党に甘いのだろうか?不思議でならない。これだけのことをしでかせば、メディアに叩かれて内閣はつぶれていてもおかしくないと思うのだが… さて、安倍さんの話の続き。日米同盟を堅固にして、インド洋給油の早期再開を図る。また反日姿勢が明らかな中国とは是々非々の態度で。キューバ紛争が起きたのはケネディがフルシチョフに甘く見られてせいだし、解決したのはケネディの強硬姿勢だった。尖閣問題が起きた時の仙石が冷静になどとたわけたことを言ったために甘く見られた。一方、オバマ大統領は北朝鮮の韓国領土砲撃に対し激怒したというメッセージを強く発したため、さすがの北朝鮮もおとなしくなった。 外交では、カード(靖国神社のような)を握られた方が負けだ。何事も基本スタンスが重要。要は、靖国神社の問題にしろ尖閣問題にしろ、日本のことに口を出すなと言う毅然とした姿勢を示せと言うことだ。 2010年 12月 22日
自民党本部の中で、中央政治大学院と言うのがあり、そこと安全安心研究会との合同の研究会での講演だったのだが、予定では20分くらいのはずが40分近くも精力的に話し、またその後に懇親会まで参加、これも倍の時間くらいいた。しかもその後も別の会合があるということで急いで帰って行った。いやはや忙しいこと。首相になったら忙しさもケタ違いだろうから、確かに体力と気力が充実していないととても勤まらないだろうと思った。英気を養って、日本のために復帰してほしい。でその懇親会では、名刺交換にツーショットまでやってしまった。まあこれも良い記念だろう。 講演のタイトルは、「21世紀の外交」だったが、要は中国との付き合い方が中心。共産主義国家である中国は、本来は結果の平等を達成すべきだが、市場経済を導入したため(と言うか導入しなければソ連のように潰れていた)格差国家となってしまった。この矛盾を是正するために、高度経済成長の実現と愛国主義を担ぎ出した。この愛国主義のために反日がある(そう反日教育、反日デモ、愛国正義、等々のだしに日本は良いように使われてきたわけだ)。 国力で生活権を確保するために国境を広げていく方針で、(何となく領土拡大狂のロシアを思わせるが)ナチスドイツのやり方を模倣している。軍事力特に海軍力の増強を国家戦力として着々と実施している。尖閣の漁船の船長も実は海軍の大佐だと言うことは専門家の間では常識。まず民間が出て行き、次にそのために監視船が出て行き、そして最後には軍艦が出ていく方策。また資源外交も国家権力拡大の一環。 等々、まあ私がこれまで書いてきたようなことをいかにも政治家として、しっかり話をしてくれた。その対応方策などについてはまた次回。 2010年 12月 21日
まったく脈絡がないことを書き綴る。 日曜はダンスクラブのクリスマスパーティーだった。「ヌーボアルジェンティーナ」と言う非常に良い曲なのだがとても音がとり難い難曲でタンゴ、最後の最後までなかなか8人のテンポが合わず苦労したが、最後の最後の本番ではピッタシあって、みんなで大喜び。感激一入、終わり良ければ総て良しだ。その後酔っぱらってコンペに出場し、タンゴにワルツにチャチャ、まあこれは楽しめば良いので大いに楽しんだ。それ以外にもずいぶん踊ったので、踊り漬けの一日だった。で、クリパの間に5月連休にある次のコンペのペアの約束がもう10種目くらい決まって、次のチャレンジに気持は向いている。 月曜は朝早くから、姫路に近い、神鋼に行ってきた。もちろん、ラグビーのパンフももらってきた。マネージャーにあの平尾に元木がいた。フィフティーンは様変わりして知っているのは伊東と大畑くらいだった。テレビで放映しなくなるとさっぱり分からない。と、社会人も大学も関西が弱くなった話が出たら、いやアメフトは関西系の大学が強いという話になった。さすがに、関西にある工場なので、なんと京大アメフト部が華やかし頃に在籍していたなんて話も出てきた。 で以前書いた工場の話の後で見てきた、ポンプの専門メーカの荏原製作所、そして鉄の神鋼、どちらも技術が素晴らしいし、対応してくれた人たちもいかにも技術者、誠実で頼もしい。これまで見てきたような技術者がいる限り、本当に日本も捨てたものではない。 と書いているうちに、肝心の安倍さんのことを書く暇が無くなった。以下の文章はもう数年前に書いた記事。 「安倍首相は何度も取り上げたが、「美しい国」、「憲法改正」、「戦後レジームからの脱却」などなど理想もなかなか高く実行力もあり、政権発足直後の訪中・訪韓の成功や教育基本法改正案、米国、欧州、ASEANなど外交では実効を挙げ、防衛庁の「省」昇格法案の扱い、教育再生、日本版NSC(国家安全保障会議)構想、科学技術構想、など国内でも非常に多くの実績を挙げてきた。小泉さんの比ではない。一国の首相の評価は、思想と実績で考えるべきで、思想性も高くそして実績で言えばすごい宰相と言える。その割に存在感がなかったし、あんな形で辞めたのはいかにも残念。」 安倍さんが官房長官だった頃か?講演を聞きに行ったことがあるが、なかなか優秀な政治家のような気がしたが、首相になってやはりという実績を残した。最近また、安倍さんの講演を聴く機会があった。やはりすごい。日本で宰相の器があるのは彼くらいか。研究会に参加していた50人くらいから、再度首相をそして今度こそ辞めないで長く続けてと言うエールが送られた。 と言うことで、講演の内容は次回に。 |
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